猫と暮らしはじめた方に多い心配事の一つにお留守番がちゃんとできるかどうか?ということがあると思います。
猫はもともと単独で行動する動物ですので犬と違ってお留守番はそこまで苦になりません。
1歳以上の成猫の場合、準備さえしっかりしていれば1泊2日くらいまでは余裕で留守番することが可能です。
我が家では半年を過ぎたころからお留守番の練習を始めて、徐々に時間を長くしていき、最終的には1泊2日での留守番が余裕でできるようになりました。
猫が犬と違ってなぜ留守番ができるのは以下の猫の特性によるものだと感じています。
- 一日のほとんどを寝て過ごす。
- 散歩が不要。
- 粗相をあまりしない。
- 置き餌で対応可能。
猫は1日程度の外出であれば、外出先に連れて行ったり、ペットホテルに預けるよりも、自分のなわばりの中でお留守番させた方がストレスは少ないと思います。
実際に我が家の猫は1泊2日の外出後でも変わった様子は特にみられません。
猫と暮らして20年の経験の中で、我が家が猫を留守番させているときに注意しているポイントをご説明していこうと思います。
猫にお留守番をさせるときの注意点
お留守番をさせるときはできる限りストレスをかけないように、きちんと環境を整えたり、必要なものをそろえたりと準備が必要です。
猫にお留守番をさせる際に注意しなければいけない点を挙げていきます。
- できれば3段ケージに入れる。
- エアコンで快適な温度をキープ。
- トイレを掃除しておく。
- 雨戸、シャッターは閉めない。
- 十分なフードを用意しておく。
- 水は絶対に切らさないようにする。
- 誤飲する可能性のあるものは撤去しておく。
できれば3段ケージに入れる
子猫の内は特に好奇心が強く、思わぬ転落や誤飲などの事故が起こりやすいので、外出中はケージに入れておくようにしましょう。
その際、3段ケージが猫のストレスも少なくおすすめです。
ケージがない場合は危険なものを取り除いた部屋を用意して、その中でお留守番してもらいましょう。
我が家ではこちらのアイリスオーヤマの3段ケージを使っています。
シンプル、組み立てやすい、棚幅が広い、入り口が広い等、たくさんの長所がある上に何といってもリーズナブルです。
みなさんにおすすめできるケージです♪
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ケージに慣れておくことはペットホテルに泊まる時や入院する時に必要になりますので、ケージを使って留守番させることをおすすめします。
エアコンで快適な温度をキープ
猫が温暖で湿度の低めの状態が快適に感じる温度です。
ストレスをかけない為にも室温は18℃~27℃、湿度は40%~60%くらいをキープするようにしましょう。
ケージでお留守番をさせる場合は猫自分自身でが暖かいところ、涼しいところに移動することができません。ケージの配置場所には注意しましょう。
特に夏場は特に熱中症予防の為にも必ずエアコンをつけて外出しましょう。
その際の設定温度は27℃~28℃の人間にとっては少し暑さを感じる温度設定でも大丈夫です。
トイレを掃除しておく
猫の中にはトイレが汚れていると用を足してくれない子がいます。
排泄を我慢すると膀胱炎になってしまう可能性がありますし、粗相をしてしまう可能性もあります。外出をする際は必ずトイレがきれいになっている状態で外出するようにしてください。
我が家では外出時は猫をケージに入れることにしているのですが、
普段使っているトイレとは別に小さめのサブトイレをおいていくようにしています。
ケージは3段で大きめのものを選んだ方が、予備のトイレを置くことができるため外出時に対応しやすいです。
また、留守番をさせる事が多い場合、おしっこを毎回処理せずに済むシステムトイレをおすすめします。
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雨戸は閉めない
防犯のために普段雨戸を閉めている方もいると思いますが、
一泊二日の長時間にわたって猫をお留守番させる場合は、雨戸やシャッターは閉めないようにしましょう。
一日中ずっと暗い中で過ごすと、体内時計が狂ってしまい、ストレスになります。
十分なフードを用意しておく
置き餌はウェットフードではなく、ドライフードを用意しましょう。ドライフードの方がいたみにくいからです。
猫は犬と違って、皿に入っているフードを一気に食べてしまうことがなく、ご飯の回数分、必要な量をお皿に用意しておけば大丈夫です。それでも心配な方は自動給餌器を用意すると便利です。
決まった時間に決まった量のフードを与えることができます。
停電時にも電池で対応できるタイプの自動給餌器が安心です。
水は絶対に切らさないようにする
お留守番をさせるときは普段使っている給水器だけではなく他にも数か所に設置しておきましょう。
猫が水をこぼさないように安定感のある器で用意しておいて下さい。
水は蒸発して量が少なくなるので、たっぷり用意しておく方が良いです。
ケージでお留守番させる場合は予備の給水ボトルをとりつけると水がこぼれる心配もないのでおすすめです。
誤飲する可能性のあるものを撤去しておく
留守番中に特に気を付けなければいけないのが猫の誤飲です。
猫用のおもちゃは、激しくじゃれたときに、生地がちぎれて破片を飲み込んでしまう可能性があるため注意が必要です。
ストレス解消のためのおもちゃは、ボールなど破れたり、壊れたりしないものを選びましょう。
ちぎれて破片を誤飲する可能性のあるおもちゃは外出の前に片付けておきましょう。
お留守番させるのにあったらいいアイテム
我が家で使っているお留守番の時の便利アイテムを紹介します。
自動給餌器
基本はドライフードにしか対応できませんが、自動給餌器があるとお留守番の時にとても重宝します。
決まった時間に決まった量のフードが出てくるので、お留守番の際にたくさんのフードを盛って外出しなくてもよくなります。
ドライフードでも長く皿に出したままだと風味が落ちてしまいます。
自動給餌器はゴムパッキンのついたフタで密閉された容器にフードがストックされていますので風味もおちません。
外出先からスマホで操作できる機種も多く、きちんと給餌されたかどうかもチェックできます。
自動給餌器導入のメリットは以下の通りです。
- 決まった時間、量でフードを与えられるので体重管理がしやすい。
- フードの軽量など飼い主さんの手間が省ける。
デメリットは停電などのトラブルでご飯が出てこない可能性もあるという事ですが、停電時に電池で動くタイプであれば安心です。
我が家では普段から自動給餌器でご飯をあげていますが、家事で手一杯でご飯を入れるのが遅れることもなくなりましたし、フードの計量の手間も省けて気持ち的に少し余裕が出ました。
我が家ではPETKITの自動給餌器フレッシュエレメントミニを使っています。今では手放せないアイテムになっています。
こちらの記事で詳しく説明しています。
価格:10800円 |
ペットカメラ
猫にお留守番をお願いしているとき、ごはんはちゃんと食べたかな?具合悪くなってないかな?など様子が気になったりしますよね。
ペットカメラがあると外出時の非常事態にすぐに対応できるという安心感がでてきます。
我が家は仕事で猫に留守番をお願いすることが多かったので、留守中の様子を確認するために塚本無線のペットカメラ「みてるちゃん猫」を購入しました。
この商品はここ最近で私が買った猫グッズの中で間違いなく一番買ってよかったアイテムです。
このペットカメラの良いところは以下の点です。
- リーズナブル!
- 高画質!
- コンパクト!
- 使いやすい!
この商品の導入で外出中に猫に問題が起きていないか不安に思う事が全くなくなりましたし、通話機能で声をかけることができるので猫にとっても刺激になると思います。
高画質なのでごはんを食べた量、飲んだ水の量まで大体ですが確認できます。別の記事で詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。
価格:3480円~ |
長時間のお留守番をひかえた方が良い猫は?
以下の猫の場合は1日長時間のお留守番をひかえた方が無難です。
できれば飼い主さんと一緒にいる事の出来る環境においてあげた方がよいです。
生後3ヶ月以下の子猫
生まれて3ヶ月未満の子猫は半日を超えるような長時間の留守番はさせないようにした方が良いです。
子猫は一度にたくさん食べることが出来ませんし、体調も崩しやすいので、誰かがすぐに対応できるようにしておく必要があります。
半年を過ぎたころから我が家では半日くらいのお留守番をさせていましたが、余裕な感じでしたね。
生後6か月くらいが半日のお留守番ができる目安だと思います。
参考までに我が家で1泊2日の留守番をさせたのは1歳を迎える少し前だったのです。
初めての一晩留守番しましたが、問題なくこなせました。
老猫
高齢期の猫は体力や身体能力が落ちてくるので思わぬ事故が起こる可能性が出てきます。
3段ケージの中などでも高さがあるため大きなケガににつながることもあります。
もしどうしても留守番をさせなければならない場合は隙間や段差のない部屋をつくってあげましょう。
温度や湿度も若い猫より気を使ってあげなければいけません。
具合が悪くなる可能性もある為、子猫同様、老猫も長時間の留守番は避けた方が良いです。
2泊以上の外出の場合は?
猫と長い間一緒に生活してきた経験上、2泊以上の外出の場合は留守番はさせない方が無難といえます。
何とか2泊3日のお留守番でも入念な準備さえすれば全くできないことはないと思います。
しかし猫はトイレが汚れていると排泄したがりませんし、フードや水の鮮度の問題も出てきます。
どうしても留守番させなければならない場合は、自動給餌器などを使ってご飯の調節ができるようにしてあげたり、水場やトイレを増やしてあげる必要があります。
留守番の時間が長くなればなるほど、具合が悪くなった病気になった時のリスクも高くなります。
無理せずに下記の施設、サービスを利用するようことも検討しましょう。
ペットホテル
ペットホテルを使うメリットは知識を持ったスタッフが対応してくれますし、具合が悪くなった場合も安心だということです。
ただしケージに慣れていない、他人を怖がる猫などは大きなストレスになる場合もなりますので、猫の性格を考えて利用を決めてください。
病気の感染リスクがあることもわすれないでね!
病院
病院によってはペットを預かってくれるところがあります。
なんと言って病院ですので具合が悪くなった時の対応に安心感があります。
ペットホテル同様、ケージでのお預かりになるので慣れていないとストレスになる可能性があります。
持病のある子はペットホテルよりも病院に預ける方が安心だよ!
ペットシッター
ペットシッターのメリットは猫の慣れた環境でお留守番できることです。
ペットホテルや病院と違ってストレスは少ないです。送り迎えの必要もありませんし、とても楽です。
ただし、丸一日ずっとみてくれるわけではないこととや、他人を怖がる猫だとストレスもかかってきます。
また人が家に入ることに抵抗がある方もなかなか選びにくいかもしれません。
友人、知人
友人、知人に頼むことができれば、これが一番猫にとっては良い手段かもしれません。
実際は、なかなかスケジュールの都合や人によってはアレルギーなどの可能性もありますし、なかなかハードルは高いかもしれません。
もしお世話を頼むことのできる人がいるのであれば、ごはん、水をあげてもらって、トイレを掃除してもらいましょう。
体調や様子も確認してもらえるので安心だね!
帰宅後のアフターケアが大切
猫は準備さえすれば、1泊2日程度のお留守番は余裕でこなしてくれます。
できる限り一緒にいてあげたいですが、なかなかそういうわけにもいきません。
帰宅した後は、ぜひアフターケアをしてあげてくださいね!
我が家では長時間の留守番の後は以下のことをしています。
- すぐにトイレを掃除する。
- おやつをあげる。
- おもちゃで遊んであげる。
- ブラッシングしてあげる。
猫が留守番をこなせるようになるのには、準備とアフターケアが大切です。留守番が猫にとって嫌なことにならないように心がけたいですね!
最後まで読んで頂きありがとうございます。
参考になれば幸いです。