猫を飼う時に必ず問題になるのがトイレのことだと思います。
中でもシステムトイレを使うか普通のトイレを使うかで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
私は20年間猫を飼ってきて、毎日猫のトイレを掃除してきました。
いろいろな意見があると思いますが、
私は猫のトイレはシステムトイレをおすすめします。
以前は普通の固まる猫砂のトイレを使っていましたが、今はデメリットも理解した上でシステムトイレを使っています。
普通のトイレを使っている方は、システムトイレに対してこんな疑問があるのではないでしょうか。
システムトイレって
- 臭いはどうなの?
- 毎月のコストは?
- 掃除は楽なの?
- 嫌がらずにちゃんと使ってくれる?
そんな疑問に答えながら、猫歴20年の私がシステムトイレをおすすめする理由を解説します。
この記事を読めばシステムトイレはどんな人に合っているかが分かります。
システムトイレの特徴
システムトイレとは普通のトイレと違い、猫砂とトイレシートの2層構造になっています。
専用チップを透過し専用トイレシートでおしっこを吸収する仕組みです。
専用のシートは1週間使用できることになっていて手間がかかりません。
うんちについては普通のトイレと同様に汚れた砂と一緒にスコップでとって処理します。
見た目や大きさは普通のトイレと大きな違いはありません。
我が家では花王のニャンとも清潔トイレを使っています。
ユニ・チャームからでているデオトイレとつくりはほとんど同じなので好みで選んで大丈夫です。
猫のシステムトイレはニャンとも清潔トイレかデオトイレを選んでおけば間違いないと思います。
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システムトイレと普通のトイレを比較した時に得られるメリットは以下の通りです。
システムトイレのメリット
- ニオイが気にならない。
- おしっこの処理が楽。
- 普通の砂より飛び散りにくい。
ニオイが気にならない
システムトイレは正しい使い方をすれば普通のトイレよりも臭いが気になりません。
これはシステムトイレと普通のトイレの両方を実際に使ってみるとよくわかります。
下のトレイに敷く専用トイレシートの消臭機能がとても優秀です。
また上の層の専用猫砂にも消臭の効果があるため、2重に消臭機能が働いているという事でしょう。
おしっこの処理がラク
普通の猫砂と違って一週間おしっこの処理をしなくても大丈夫です。
うんちは普通のトイレと同じですぐに処理しなければいけませんが、おしっこは、その都度に処理しなくて済むのが、私としてはすごく助かると感じている部分です。
ただ、メーカーが言っている通り、1週間まるまるそのままはどうしても気になるので、システムトイレ用の消臭スプレーなども併用しています。
普通の猫砂より飛び散りにくい
猫は用を足した後に砂をかけて隠そうとする習性があります。
システムトイレのチップは粒が普通のトイレの猫砂よりも大きいのでトイレの周りに砂がとび散りにくいです。
トイレまわりが散らかりにくいのも掃除が楽になって助かりますね。
ちなみにシステムトイレの専用チップは粒の大きさが選べますので、好みの大きさのチップを選んであげましょう。
システムトイレのデメリット
システムトイレにはデメリットもあります。以下の通りです。
システムトイレのデメリット
- 普通のトイレよりコストがかかる。
- おしっこの量が確認しにくい。
普通のトイレよりコストがかかる
システムトイレは専用の猫砂とトイレシートを使います。
専用チップは1か月分4.5kgで1,300円です。
トイレシートは私の場合ひと月に5~6枚使いますので計算すると1,500円を使っています。
システムトイレ代だけでひと月当たり2,800円になりますので、普通の猫砂と比較するとかなり割高になります。
おしっこの量が確認しにくい。
1週間トイレシーツを変えないので、どれくらいの量のおしっこをしているのか分かりにくいです。
おしっこの色の確認はできるのですが、どれくらいの頻度でどれくらいの量をしているかが普通のトイレよりも把握しにくいです。
定期的におしっこチェックシートなどで異常がないか確認してね。
システムトイレはどんな人におすすめ?
デメリットもありますが、日々の掃除が楽なのがシステムトイレの良いところです。
システムトイレがおすすめできるのは次のような人です。
システムトイレはこんな人におすすめです。
- 毎日のトイレ掃除は少しでもラクをしたい!
- 掃除がラクになるなら多少のコスト高になっても気にしない!
- 猫にお留守番してもらう事が多い人。
システムトイレはまずニオイが少ないところが最初に思い浮かぶメリットだと思われがちですが、実際に使ってみるとおしっこを毎回片づけしなくてもよいというトイレの処理がラクなところが一番良いところだと気づくと思います。
もちろん、うんちはその都度片づける必要はありますが、普通のトイレと違って、おしっこが固まった砂を1日に2回~3回捨てる手間がなくなるだけでずいぶん楽になります。長時間の留守番でもトイレのことを気にしなくて済みます。
私は20年間、毎日猫のトイレ掃除をしてきましたが、この時間が少しでも削減できるというのは大きな意味があると思ってます。猫と暮らす長い時間を考えると、この時間節約の積み重ねは大きいからです。
手間とトイレ掃除の時間を軽減できると生活に余裕が出ます。
そして仕事と家事に追われる中でも猫と触れ合う時間が生まれます。
これが心地よくて私は3年前に普通の固まる猫砂のトイレからシステムトイレに変えました。
普通のトイレ(固まる砂)のメリットとデメリットは?
システムトイレと比較して普通のトイレにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
普通のトイレ(固まる砂)のメリット
- コストが低く抑えられる。
- 容器の掃除がラク。
- おしっこの量が分かりやすい。
- 容器の掃除がラク
普通のトイレ(固まる砂)のデメリット
- おしっこもその都度処理する必要がある。
- 猫砂が飛び散りやすい。
- 使う猫砂によっては臭う。
簡単に言えば普通のトイレ(固まる砂)は手間はかかるがコストは低く抑えられるという事です。
システムトイレと普通のトイレ(固まる砂)の比較
システムトイレと普通のトイレ(固まる砂)を使ってみて、項目別に比較し、どっちが優れているかを説明すると書きのような感じになります。
項目 | システム トイレ | 普通のトイレ (固まる砂) |
---|---|---|
コスト | 負け | 勝ち |
消臭力 | 勝ち | 負け |
毎日のお世話の しやすさ | 勝ち | 負け |
おしっこの量チェックの しやすさ | 負け | 勝ち |
本体の掃除の しやすさ | 負け | 勝ち |
飛び散った砂の掃除の しやすさ | 勝ち | 負け |
どちらにも優れている点、劣っている点がありますが、
毎日のお世話の手間がかからないことや、消臭力の強さから、私はシステムトイレをおすすめします。
補足 システムトイレの掃除を楽にする小技を紹介
システムトイレはパーツが多い為、本体を掃除する時に普通のトイレ(固まる砂)よりも手間がかかります。
システムトイレ用砂は固まる紙の砂よりも重いので、全交換する時も大変ですよね。
ここで補足ですが、システムトイレを掃除する時にちょっと楽になる方法を紹介します。
デオトイレ、ニャンとも清潔トイレのハーフカバータイプ、ドームタイプなど、下のトレイに引き出しがついているタイプのシステムトイレで使える小技です。
方法は簡単!
システムトイレのトイレシーツのトレイを30Lのビニール袋に入れて、セットしておくだけです。
こうすることによってトイレシートが簡単に片づけられますし、使用済みのチップも丸ごとそのままビニール袋にいれて時短で処理が出来ます。
30Lのビニール袋に入れるといいです。
この上にトイレシーツを敷くことで下のトレイが全く汚れず、使用済トイレシーツをそのままビニールに包んで捨てることが出来るのでとても楽です。
ビニール袋の端をトレイの下に折り込んでセッティングします。
これだけで完成!かんたんです♪
ビニール袋をくるっと裏返して使用済トイレシーツをそのままくるんで捨てます。
これに使用済みのチップを入れて捨てれば、手早く片づけることが出来ます。
ちょっとした小技ですが、やってみるととても楽ですよ!ぜひ試してみてください。
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まとめ
システムトイレと普通のトイレ(固まるトイレ)にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
猫の立場からいえば、どっちのトイレでも問題ありません。
飼い主さんの生活スタイル合ったトイレを選びましょう。
システムトイレ
⇒コスト高でも毎日のお世話を楽にしたい人
普通のトイレ(固まる砂)
⇒毎回のおしっこ掃除をしてでも低コストに抑えたい人
⇒トイレ掃除がまったく苦にならない人
以上、参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。