万が一、猫が迷子になった時、飼い猫であることが一目でわかるように首輪はつけておく必要があります。
完全に室内飼いだったとしても災害の避難時、病院などの外に出かけるとき、はぐれてしまう可能性はゼロではありません。
猫にとってみれば首輪は不要な物です。
首輪を嫌がったり、すごく気にする猫もいますよね。
実際に我が家の猫は首輪が苦手で、チャームやリボンがついていたり、幅の広い太めの首輪を嫌がります。
そこで今回は猫歴20年の経験を活かして、極力ストレスが少ない、猫にとって優しい首輪をハンドメイドしてみました。
猫歴20年の私が猫に優しい首輪はどんなものかを考えて作った首輪がこちらです。
実際につけてみたところ、特に首輪を気にすることもなく、普通につけていますので、我が家の猫には合っている様子です。
首輪本体は綿素材の毛糸をかぎ針編みで編んで作っています。
猫にやさしい首輪の条件とは?
首輪を嫌がる猫も自然に付けられる、猫にやさしい首輪とはどんなものでしょうか。
長年、猫を飼ってきた経験から思い浮かぶ、猫にやさしい首輪の条件は以下の通りです。
猫にやさしい首輪の条件
- シンプルで装飾が少ない。
- 首輪自体が柔らかい素材でできている。
- 首輪の幅が狭い1.2cm以下。
- シンプルで装飾が少ない。
- 首輪自体に伸縮性があるリスト。
- 首輪が適切な余裕の付け方に調整できる。
- 一定の力でバックルが外れる。
- 鈴の音が小さい、または付いていない。
市販のものではこの条件にすべて当てはまる首輪をなかなか見つけることが出来ません。
私はもともとハンドメイドが好きだったので、これらの条件に当てはまる首輪を自分で作れないものかと考えてみました。
そこで思いついたのが、かぎ針で編んだ猫用の首輪です。
これだと猫に優しい首輪が出来そうだと考えました。
毛糸で編んだ首輪だと若干の伸縮性がでます。この伸縮性によってアジャスターでピッタリ指二本分に調整してあげると、きつすぎず、ゆるすぎず、絶妙な装着具合になります。
また首輪の幅も市販の一般的なものより1mm~3mmほど小さく作ることで、猫にとって邪魔になりにくくなって、嫌がらずに着けてくれるのです。
我が家の猫でも自然につけられているので首輪を嫌がる猫にもおすすめできる首輪だと思います。
かぎ針編みのできる読者さんに向けての説明になるかもしれませんが、作成手順をご説明します。
この首輪はショップ名「アトリエ・クルミィ」でミンネとクリーマにて販売しています。
minne(ミンネ)のショップはこちら
Creema(クリーマ)のショップはこちら
「アトリエ・クルミィ」のブログはこちらです。首輪の紹介と制作の背景などを記事にしています。よかったら見てみてくださいね♪https://atelier-kurumii.com/
準備物
準備物は以下の通りです。
準備物 | 備考 |
---|---|
かぎ針2号 | できれば100円ショップのものではない物。編みにくいので。 |
綿100%の毛糸 | 合細の毛糸を選んでください。 |
パーツ類 | セーフティバックル、アジャスター、2重丸カン、小判カン、鈴など |
定規 | 50cmの方が使いやすいです。 |
はさみ | 何でも大丈夫です。 |
とじ針 | 100円ショップのもので大丈夫です。 |
作成手順
今回は中細の綿100%の糸を使用しました。
糸のラベルにはかぎ針の推奨号数は3〜4号と記されていましたが、きっちり目を詰めたかったので、さらに細い2号のかぎ針を使用しています。こうすることで毛糸の使用量は増えますが、出来上がりがしっかりとした良い質感に仕上がります。
アジャスターをつけて最大30㎝弱に仕上げたいので、両サイドにバックルなどのパーツを取り付けるために折り込む長さ(2㎝×2)も含めて、出来上がりがおよそ35㎝になるように編みます。
編んでいくと少し縮むので、長さが37㎝くらいになるように、鎖編み100目程編みます。
それに細編みを2段編みます。
編み終わったら上下にアクセントカラーを引き抜き編みで入れます。
左側から、セーフティバックル、アジャスター、小判カンです。
編み終えた首輪のベースに取り付けていきます。
写真のように通していきます。
端のほうは2㎝程折り曲げて、編みはじめと編み終わりの糸端を使って縫い付けていきます。
完成です!
軽くて柔らかい首輪になったと思います!
かわいい愛猫に似合う色で首輪を作ってあげるのは本当に楽しいです♪
私はかぎ針編みを独学で学びましたが、今は書籍だけではなくYouTubeでも詳しく解説してくださる方々がたくさんいらっしゃいます!
練習すればだれでもできるようになると思います。
ぜひ挑戦して猫ちゃんとのお家時間をもっと楽しいものにしてみてくださいね(^^)
まとめ
猫からとってみれば首輪なんて付けない方が楽でいいのでしょう。
しかし飼い主としてかわいい首輪をつけてあげたいという思いもありますよね。
首輪を嫌がる猫でも、できる限りストレスや負担の少ないデザインのものを選んであげれば、たいていの場合は問題なくつけてくれます。
最初は首輪が気になって、飾りのリボンを噛みちぎっていた我が家の猫も、シンプルでじゃまにならないデザインの物を選んであげれば問題なく付けてくれてますから・・・。
ストレスが少なく、かわいい首輪を付けてもらって人も猫も楽しめたらいいなって思います。
今回はかぎ針編みの作り方なので編み方のわかる方へ向けた記事になってしまいましたが、興味を持っていただいた方はメルカリでも販売していますのでそちらも見ていただけると幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。